SugarCRMは、オープンソースのCRM製品です。
ライセンス体系には、無償版と有償版の2つの種類があります。
無償版は、その名のとおり誰でもダウンロードして無料で使用することが可能です。
SugarCRMの有償版との違い
有償版との違いは、有償版で用意されている一部の機能が無償版では使えないことです。
なんとなくそう聞くと、どうせちゃんと使おうと思ったら有償版の機能が必要になるんじゃないの?と思いがちですが、無償版でも十分実務に適応できるレベルです。
参考:有償版、無償版機能比較資料(PDF)
これからSFAやCRMを導入しようと思っているんだけど、本当に効果があるかわからない、CRMって言うけど、本当のところどういうものが良くわからないなんて思っている人は無償版のSugarCRMを使ってみることをお勧めします。
SugarCRMのいいところ
CRM 製品を導入したはいいけど、コストばかりかかって思い描いていたような運用や効果が全然出なかったという失敗談を良く聞きますが、まずは、コストをかけず にSugarCRMを使ってみて、その上で導入効果があるかどうかを測定し、効果が認められれば、そのままSugarCRMを使うもいいですし、無償版で 機能が足りなければ有償版に切り替えるのもよし、要求仕様と会わなければ他社のCRM製品を検討してもいいと思います。
SIerやベンダーの魅力的なプレゼンを鵜呑みにして導入を決める前に、無償のSugarCRMを使ってみて、本当にCRMが必要なのか、コストに見合う効果が得られるのか、また、自社に本当に必要なCRMの機能は何なのかを判断してみてはいかがでしょう?
SugarCRMは、もともとは米国SugarCRM Inc.の製品ですが、日本では、株式会社ケアブレインズがリセラーパートナー契約(正規代理店契約)を結んでおり、SugarCRM有償版の販売代理、導入支援、運用サービス、オープンソースコミュニティーのリードを行っています。
SugarCRMは、オープンソースコミュニティSugarForge.org が開発を進めており、SugarCRMのコミュニティには世界中から優秀なソフトウェアエンジニアが集まり、より品質が高く高機能な製品を作りつづけています。
コミュニティの参加者は15,000名、開発者として登録しているメンバーは5,000名、登録されているプロジェクトは200という、とてつもなく巨大なオープンソース業務アプリケーションの開発母体です。
SugarCRMのダウンロード実績
SugarCRMは、既に全世界で200万件以上のダウンロード実績があります。
ダウンロード数 = 導入実績ではありませんが、これほどのものはなかなかないと思います。
SugarCRMに関する最近のニュース
富士通SSL、オープンソースCRMソフトの商用版を中規模企業向けに販売開始(ZDNet Japan)
ソフトバンク・テクノロジー、「SugarCRM」のケアブレインズと資本業務提携(ZDNet apan)
オープンソースCRMの米SugarCRM、Microsoftのソースコード共有ライセンスを採用(Impress)
MS、オープンソースベンダーSugarCRMと技術提携を発表(CNET Japan)
SugarCRMの詳細
SugarCRMに関する詳細は、以下を参照してください。
- ケアブレインズ株式会社
- SugarCRM日本語ドキュメントプロジェクト
- ケアブレインズの「SugarCRM」オープンソースブログ
コメント