VB.NETでデータベースの指定したテーブルのデータ(レコード)を削除(Delete)する方法について覚書。
もっとも簡単なのは、対象のテーブルのアダプターに各クエリーを作成すること。
[TableAdapterクエリの構成ウィザード]を使って簡単にできる。
以下手順について覚書。
[TableAdapterクエリの構成ウィザード]の設定手順
以下に[TableAdapterクエリの構成ウィザード]の設定手順について記載。
ソリューションエクスプローラからMSDataSetGenerator(*.xsd)をダブルクリックして表示する。
追加対象のテーブルを右クリックする。
コンテキストメニューから[クエリの追加](右クリックの場所によっては、[追加] → [Query])をクリックする。
[TableAdapterクエリの構成ウィザード]が起動するので[SQLステートメントを使用する]がオンになってるのを確認して[次へ]をクリックする。
[DELETE]をオンにして、[次へ]をクリックする。
DELETE文を勝手に作成してくれるが、このDELETE文はWhere条件に余計なフィールドが指定されている場合があるので編集する。
編集する場合は、そのまま自動で作成されたSQL文を編集するか、[クエリ ビルダ]をクリックしてビルダを起動する。
Whereに指定するフィールドは、レコードを一意に識別するためのキー列のみでよい。
複合キーの場合は、当然複合キーに指定されているフィールド全部を指定する。
今回は、AccessのサンプルDB Northwindの運送会社テーブル使用しているので、表示されるSQL文は、以下のようになっている。
DELETE FROM `運送会社` WHERE ((`運送コード` = ?) AND ((? = 1 AND `運送会社` IS NULL) OR (`運送会社` = ?)) AND ((? = 1 AND `電話番号` IS NULL) OR (`電話番号` = ?)))
運送会社テーブルは、運送コードが主キーになっているので、以下のように変更する。
DELETE FROM `運送会社` WHERE `運送コード` = ?
変更したら、[次へ]をクリックする。
[新しい関数の名前]ボックスに自分でわかりやすい任意の名前を入力(例:DeleteDataとか)して[完了]をクリックする。
以上で[TableAdapterクエリの構成ウィザード]の設定手順は終了。
テーブルからデータ(レコード)を削除するサンプルコード
実際にデータを削除するときは、以下のように記述する。
名前付き引数で指定した場合
Me.運送会社TableAdapter.DeleteData(運送コード:=1)
名前付き引数を使用しない場合
Me.運送会社TableAdapter.DeleteData(1)
当然引数に指定している運送コード部分は変数等に変更可。
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