毎月のWindows Updateの適用で「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」がダウンロードエラーやアップデートエラー(0x80070643)で適用できずにしましたが、その際に行った対処方法について覚書しておきます。
場合によっては「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」以外でもWindows Updateがエラーになる場合の回避策になるかもしれないです。
原因
原因は様々らしく、アンチウィルスソフトが邪魔していたり、システムファイルが破損しているとかがあるらしいのですが、結局のところはわからずじまいでした。
対処方法
Googleで検索をかけると対処方法がいくつか紹介されています。
SFCを実行しろとか、DISMコマンド実行しろとかがありますが、何れも効果はありませんでした。
最終手段としてWindowsをクリーンブートしたところWindows Updateが正常に完了し、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の適用が無事完了しました。
以下にWindowsのクリーンブートの手順を紹介します。
Windowsクリーンブート手順
[スタート]ボタンを右クリック、もしくは、[Windows]キー + [R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]を表示します。
[名前]ボックスに"msconfig"と入力して[OK]をクリックします。
[システム構成]画面が表示されるので、[サービス]タブを選択します。
[サービス]タブの画面下部にある[Microsoft のサービスをすべて隠す]チェックボックスをオンにします。
Microsoftのサービス以外が一覧表示されている状態で[全て無効]をクリックします。
一覧表示されているサービスのチェックボックスが全てオフになっていることを確認して[OK]をクリックします。
再起動を促すメッセージが表示されるので、即再起動しても良ければ[再起動]ボタンをクリックします。
後で再起動したければ[再起動しないで終了する]をクリックします。
Windowsを再起動します。
以上でWindowsがクリーンブートされるので、Windows Updateを実行してみてください。
クリーンブートから元の状態に戻す
クリーンブートされた状態から通常のブート状態に戻す手順は以下のとおりです。
[スタート]ボタンを右クリック、もしくは、[Windows]キー + [R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]を表示します。
[名前]ボックスに"msconfig"と入力して[OK]をクリックします。
[システム構成]画面が表示されるので、[サービス]タブを選択します。
[サービス]タブの画面下部にある[Microsoft のサービスをすべて隠す]チェックボックスをオンにします。
Microsoftのサービス以外が一覧表示されている状態で[全て有効]をクリックします。
一覧表示されているサービスのチェックボックスが全てオンになっていることを確認して[OK]をクリックします。
再起動を促すメッセージが表示されるので、即再起動しても良ければ[再起動]ボタンをクリックします。
後で再起動したければ[再起動しないで終了する]をクリックします。
以上でクリーンブート状態からいつものWindowsに戻った状態で起動してきます。
補足
クリーンブートの状態だと必要最低限のサービスしか動作していないため、使用するアプリケーションによっては動作しなかったり、何かしらのエラーメッセージが表示されるなど、通常の状態とは異なった動作が発生します。
用が済んだら必ずクリーンブート状態から通常の状態に戻して起動しましょう。
まとめ
Windows Updateで「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」がエラーとなって適用できなかった際に行った対処手順について記載しました。
Windows Update失敗時のエラーコード「0x80070643」は結構よく見るので、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の適用失敗以外の他のWindowsパッチの適用失敗時でもクリーンブートでうまくいくかもしれません。
Windows Updateで失敗したらWindowsのクリーンブートを試してみてください。
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