Microsoft Internet Explorerを起動すると自動的にMicrosoft Edgeが起動してIEが使えない場合の対処方法です。
2023年2月14からEdgeをアップデート後は、IEを起動すると自動でEdgeが起動するようなります。
IE11の完全無効化
Microsoft社は、2023年2月14日以降のMicrosoft EdgeのアップデートによりInternet Explorer 11の完全無効化を実施することを発表しています。
この影響でIEを起動すると自動的にMicrosoft Edgeが起動するようになります。
対処方法 1
以下の対処方法は、すでに設定が変更できない状態となっている場合があります。
以下の手順にある「Internet ExplorerにMicrosoft Edgeでサイトを開かせる」設定が存在しない場合は、「対処方法2」に進んでください。
Microsoft Edgeを起動します。
Microsoft Edgeの右上の[・・・]をクリックして、[設定]をクリックします。
「設定」画面が表示されるので、画面左の設定一覧から[規定のブラウザー]をクリックして「Internet Explorerの互換性」欄にある[Internet ExplorerにMicrosoft Edgeでサイトを開かせる]のドロップダウンをクリックします。
ドロップダウンリストに表示されるリストから[なし]を選択します。
保存ボタン等ないので、以上で設定は終わりです。
IEを起動してもEdgeは起動されずにIEがそのまま起動してきます。
対処方法 2
Edgeの自動起動を無効化してIEを使用できるようにする手順を記載した記事を新たにアップしましたのでそちらを参照してください。

上記の記事の手順は「管理者権限」をもっているユーザーしか使用できない手順となります。
「管理者権限」を持たないユーザーでの対処は、今のところ以下のEdgeでIEモードを使用する方法のみとなります。
EdgeのIEモードを使用した対処
「対処方法 1」にある「Internet ExplorerにMicrosoft Edgeでサイトを開かせる」が設定項目に存在しない場合、Edgeの「Internet Explorer モード」を使用するほかありません。
IEを使い続ける方法が別途見つかったら追記しますが、以下の方法で「Internet Explorer モード」を利用してください。
IEで開きたいサイトがEdgeで開いたら画面右上の[・・・]をクリックし、[Internet Explorer モードで再読込する]をクリックします。
[Internet Explorer モード]で画面が再読込され、以下のポップアップメッセージが表示されます。
次回からもこのページを「Internet Explorer モード」で開きたい場合は、[次回、このページをInternet Explorerモードで開く]のスイッチを右にスライドし、ONにして[完了]をクリックします。
以後このページはEdgeで開いても「Internet Explorer モード」で開かれるようになりますが、この設定が有効なのは30日間のみとなります。
Webサイトを「Internet Explorer モード」で開いている場合、開くたびに以下のようなメッセージが常に表示されます。
[X]ボタンで閉じてしまって良いです。
「Internet Explorer モード」の管理
[・・・]をクリックし、[設定]をクリック、[設定]画面の[規定のブラウザー]を選択すると「Internet Explorer モード」で開くサイトの管理ができます。
[Internet Explorer の互換性]設定には、以下の2つの設定項目があります。
Internet Explorer モード(IEモード)でサイトの再読み込みを許可
[規定]、[許可]、[許可しない]の3つが選べます。
以下はヘルプからの抜粋です。
・既定
最近の Internet Explorer の使用状況に応じて、Internet Explorer モードで再度読み込む オプションをご紹介します。
・許可
Internet Explorer モードでページを再読み込みするには、[設定など] >、[Internet Explorer モードで再読み込み] を選択することで許可されます。
また、タブを右クリックした場合にInternet Explorer モードのリロード タブ を選択したり、リンクを右クリックした場合に [新しい Internet Explorer モード] タブでリンクを開く を選択することもできます。
・許可しない
Internet Explorer モードで再度読み込む オプションはありません。
Internet Explorer モードページ
「Internet Explorer モード」で開きたいサイトを追加したり、登録済みのサイトを削除することができます。
[追加]ボタンをクリックすると、[ページの追加]ボックスが表示されます。
[ページの追加]画面の「URLを入力してください:」の下のボックスにURLを入力して[追加]ボタンをクリックすれば「Internet Explorer モード」で開きたいサイトを追加できます。
登録したサイトを削除したい場合は、削除したいサイトの右にあるゴミ箱ボタンをクリックすれば削除できます。
補足
もうIEは使わないという人でもIEはアンインストールしないでください。
Microsoft Edgeの「IEモード」で必要なモジュールになります。
またサーバーOSのIEについては、今回のIEの無効化の対象にはなっていません。
まとめ
IEを起動しても自動的にEdgeが起動してIEが使えない場合の設定方法について記載しました。
Edgeの最新のアップデートが適用されていると、IEの起動ができるような設定はなくなっていてEdgeのIEモードを利用するしかない状態です。
もしIEを今まで通り起動できるような方法が見つかったら追記しようと思います。
コメント
私のケースWindows10 2023.2.22時点ではおっしゃる方法では駄目でした。有効な方法は以下です。
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コントロールパネル-ネットワークとインターネットーインターネットオプションでIEの「インターネットのプロパティ」
が開ける!!
「プログラム」タブでIEの「アドオンの管理」をみることができる。「すべてのアドオン」で右ペインにある
IEToEdge BHO
がネック!! 無効化できないようになっている。
詳細情報で、
名前: IEToEdge BHO
発行元: Microsoft Corporation
種類: ブラウザー ヘルパー オブジェクト
アーキテクチャ: 32 ビットと 64 ビット
バージョン: 110.0.1587.50
ファイル日付: 2023年2月17日、13:58
最終アクセス日: 2023年2月23日、8:56
Class ID: {1FD49718-1D00-4B19-AF5F-070AF6D5D54C}
使用回数: 106456
ブロック回数: 0
ファイル: ie_to_edge_bho_64.dll
フォルダー: C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\110.0.1587.50\BHO
がネック!!
ie_to_edge_bho_64.dllに-をつけて名前変更して無効化できました。
Reshade使いさん、とても役に立つコメントありがとうございます!
Reshade使いさんのコメントをもとに新たに記事を作成しました。
https://selifelog.com/blog-entry-3175.html
ありがとうございました!