Cocoonを使う場合はアイキャッチを16:9の画像にする方が良いと書いてあったので、16:9にトリミングしてくれるフリーソフトと無料のWebサービスを覚書。
紹介するツールを使用して、Cocoonのデフォルトのコンテンツ幅である800pxに画像を縮小しつつ、画像の比率を16:9にする方法を説明します。
Ralpha
複数の画像を一括でトリミングしたり縮小できたりする便利なフリーソフトです。
設定も細かくできるので重宝します。
上記ページの下の方にダウンロードリンクがあるのでそこからダウンロードできます。
窓の杜からダウンロードする場合は以下のURLです。
ダウンロードしたら解凍して「Ralpha.exe」を実行すれば起動します。
インストールは不要です。
Ralphaでのトリミングと縮小
実際にサンプル画像を使用してCocoonのデフォルトのコンテンツ幅の800に縮小した上で16:9の比率の画像に変換してみます。
サンプル画像の元のサイズは、1920 X 960px です。
Ralphaを起動して変換した画像ファイルをドラッグ&ドロップして追加し、右のオプションから[トリミング]と[リサイズ]のチェックをオンにします。
Ralphaの画面上部の[大きさ]に「長辺基準(px)」を選択して、[長辺]に「800」を入力します。
更に[トリミング]オプションの右の歯車のボタンをクリックしして[トリミング]設定画面を表示します。
[範囲指定方法]に「アスペクト比指定」を選択し、[分岐条件]に「ALL」、[ALL]に「16:9,50,50」と入力して[OK]をクリックします。
プレビューボタンをクリックすると設定した内容の出力結果のプレビューが表示されます。
プレビューを見ると画像サイズが800X450で、横幅が800pxに縮小されていて画像全体の比率が16:9(800X450px)になっていることがわかります。
この状態で良ければ[実行]ボタンをクリックします。
デフォルト設定のままだと元画像が保管されているフォルダに[resize]というサブフォルダが作成され、そのフォルダの中に変換した画像ファイルが出力されています。
変換したファイルの出力先は、[設定]メニューの[出力フォルダ設定]で設定が可能です。
ファイル名の自動命名規則もツールバーの[ファイル名生成規則]で指定できます。
指定内容は[ファイル名生成規則]の左の[?]をクリックすると表示されます。
Bulk Resize Photos
インターネット上のサービスですが、一度に複数の画像を一括でリサイズできます。
また一度設定した内容をURLで生成してくれるので、そのURLをお気に入りに登録しておけば設定内容済みの変換ページが最初から表示してくれたりもして結構便利です。
サイトを開くと画像をドロップするエリアがあるのでそこに変換したい画像をドロップします。
もちろん複数のファイルをドロップしても大丈夫です。
今回は、横幅800pxに合わせて16:9の比率の画像に変換したいので、以下のように設定します。
左の変換内容の項目から[画像の寸法]をクリックして、[画像の寸法]に「800x450」、[ストレッチや画像を退治避けるために、パディングを使用してください]をオフにして[開始]をクリックします。
変換が完了すると勝手にダウンロードされます。
パディングを選択したので元の画像に比べると少し詰まった感じになっていますが、まぁまぁ目的通りの画像に変換されました。
[ストレッチや画像を退治避けるために、パディングを使用してください]をオンにした場合は、余白が追加された画像になります。
余白の色は設定ページの中で指定ができます。
一度設定した内容を使用した場合は、設定画面の下に表示される[自動モード]のURLをコピーしてブラウザの「お気に入りに」登録しておけばよいです。
こんな風に設定済みのページが最初から表示されるので、あとは画像ファイルをドロップするだけで完了するようになります。
まとめ
今回は、画像ファイルを16:9の比率に変換するときに使えそうなフリーソフトと無料のWebサービスを紹介しました。
WordPressのテーマにCocoonを使っている場合は、メインのコンテンツ幅(デフォルト800px)に横幅を合わせて16:9の比率の画像をアイキャッチに使うとタイル表示のスタイルを選んだ場合にきれいに並ぶようです。
何れにしてもアイキャッチ画像については、比率と画像サイズをあわせておくと何かと表示がきれいになります。
コメント