MySQLのODBCドライバ「MySQL Connector/ODBC 3.51」のドライバ設定を含むセットアップ手順について説明。
MySQLのODBCドライバは、5.0だとイマイチ動作が不安定なので3.51を使用している。
今回は、ODBCドライバ 3.51のダウンロード、インストール、ドライバ設定の手順について記述。
MySQLのODBCドライバダウンロード手順
以下のサイトにアクセスする。
[MySQL Connector/ODBC 3.51 Downloads]の一覧の[Windows]をクリックする。
[Windows MSI Installer(x86)]の[Download]をクリックする。
もし、[Download]のリンクがなく、[Pick a mirror]のリンクしかなかった場合は、後述の「Downloadリンクがが表示されていない場合の手順」を参照してダウンロードする。
ファイルのダウンロード開始時に以下の[ファイルのダウンロード - セキュリティの警告]ダイアログボックスが表示されたら[保存]をクリックしてダウンロードを開始する。
Downloadリンクが表示されていない場合の手順
もし以下のように[Download]の表示がなく、[Pick a mirror]の表示だけだった場合は、[Pick a mirror]をクリックする。
[Select a Mirror]ページに移動するのでログオンフォームの下にこっそり表示されている[No thanks,just take me to the downloads!]をクリックする。
一見ユーザー登録をしないとダウンロードできないみたいに思えるが、ユーザー登録をスキップしてダウンロードできる。
MySQLへユーザー登録するのは任意で、もしMySQLの最新情報なんかをメールで受け取りたいなどの希望があればユーザー登録してもかまわない。
ミラーサーバーの選択ページに移動するので日本(基本的にはどこでもかまわない)の国旗マークの"HTTP"か"FTP"のリンクをクリックすればダウンロードが開始される。
MySQLのODBCドライバインストール手順
ダウンロードされた[mysql-connector-odbc-3.51.27-win32.msi]をダブルクリックする。
[開いているファイル - セキュリティの警告]ダイアログボックスが表示されたら[実行]をクリックする。
[MySQL Connector/ODBC 3.51 - Setup Wizard]ウィザードが開始されるので[Next]をクリックする。
[Setup Type]画面が表示されるので、3種類のセットアップタイプの中から任意のタイプを選択して[Next]をクリックする。(通常はTypicalでよい)
- Typical:標準
- Complete:完全
- Custom:インストール先などを任意選択可
[Ready to Install the Program]画面が表示されるので[Next]をクリックする。
セットアップが開始される。
[Wizard Completed]画面が表示されるので[Finish]をクリックする。
以上で「MySQL ODBCドライバ 3.51.27」のセットアップは終了。
次にMySQLサーバーへ接続するためのDSNの作成手順について記述する。
MySQLのODBCドライバを使用したDSN作成手順
[スタート]メニューをクリックし、[設定]をポイントして[コントロールパネル]をクリックする。
[コントロールパネル]が開いたら[管理ツール]をダブルクリックする。
[管理ツール]の中にある[データソース(ODBC)]をダブルクリックする。
[ODBC データソース アドミニストレータ]ダイアログボックスが開くので[システム DSN]タブをクリックし、[追加]をクリックする。
[セットアップするデータソースのドライバを選択してください]の一覧から[MySQL ODBC 3.51 Driver]を選択し、[完了]をクリックする。
[Connector/ODBC 3.51.27 - Add Data Source Name]ダイアログボックスが開くので、各テキストボックスに必要な情報を入力する。
各種設定値の説明を以下に記載しておく。
Data Source Name | このデータソースの名前(任意) |
Description | このデータソースの説明文(入力しなくてもよい) |
Server | 接続するサーバー名(IPアドレスでもよい) |
User | 接続する際のMySQLのユーザー名(例:root)わからない場合は、MySQLの管理者に聞く。 |
Password | "User"に指定したユーザーのパスワード |
Database | 接続したいMySQLのデータベースを一覧から選択する。 |
次に[Connect Options]タブをクリックし、以下の項目に必要な情報を入力する。
Port | MySQLのポート番号(デフォルト3306) |
Character Set | 文字コードの指定(通常は、sjisを指定する) |
※Portの価については、入力しなくても大抵つながるが、つながらない場合は管理者に問い合わせてポート番号を聞く。
入力が終了したら[Test]をクリックする。
接続に成功すると以下のメッセージが表示される。
以上で「MySQL ODBCドライバ 3.51.27」のデータソース(DSN)の作成は終了。
AccessなどでODBC経由でMySQLに接続する際は、作成したデータソースを指定すればリンクテーブルの作成などができるようになる。
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