KBPublisher:オープンソースのナレッジベースシステム「KBPublisher」のセットアップ方法

WAMP(Windows、Apache、MySQL、PHP)環境で動作するオープンソースのナレッジベースシステム「KBPulisher」のセットアップ方法について覚書。

KBPublisherについて

「KBPulisher」は、とてもシンプルで使いやすいオープンソースのナレッジベース。

機能的には厳密なセキュリティ管理や記事の公開承認ワークフローとかの機能はないけど、社内のグループで情報共有として使うには十分な機能を持ったナレッジベースシステム。

以前に紹介した「SCIRET」と同じような機能を持っている。

最新バージョンのv3.0.1は、残念ながら有償になってしまったので、本記事ではオープンソース版である Version 2.0.1をセットアップする。

WIMP環境で動作すると書いたけが、WIMP(Windows、IIS、MySQL、PHP)でも動作はする。

ただ、IISとの相性が悪いのか、ところどころ正常に動作しないところがあるので、WebサーバーをApacheにして運用するべき。

Windows環境にapache、PHP、MySQLをインストール設定する方法については以下の記事を参照。

ローカル(自分のPC)にWordPressのテスト環境を構築するのに必要なソフトウェアのインストール、設定について覚書。 まずはWor...

KBPublisherのインストールとセットアップ

KBPublisherのフォルダに”INSTALL”という拡張子なしのファイルにセットアップ方法や管理者モードでのログインについて記述されているのでそちらも参照すること。

以下WAMP環境が構築済みという前提で説明する。

以下のサイトからKBPublisher本体をダウンロードする。

KnowledgebasePublisher is a knowledgebase software, FAQ solution or just content manager about any other type of articles that you want to publish…

ダウンロードページ画面

オープンソースのシンプルなナレッジベースシステム「KBPublisher」

ダウンロードした”kbpublisher_2.0.1.zip”を解凍する。

解凍された”kbpublisher_2.0.1″フォルダの中にある”kb”フォルダをApacheのドキュメントルートフォルダ”htdocs”フォルダにコピーする。

“htdocs”フォルダと同じ階層に”kb_file”フォルダを作成する。

“kb”フォルダのサブフォルダとして”kb_upload”フォルダを作成する。 以下のようなフォルダ階層になる。

オープンソースのシンプルなナレッジベースシステム「KBPublisher」

MySQLの設定ファイル”my.ini”を開いて、[mysqld]セクションに以下の記述を追加してMySQLを再起動する。

skip-character-set-client-handshake

この記述を追加しないとデータベースに保存された日本語文字列が文字化けする。

MySQLにKBPublisher用のデータベースを作成する。 デーベース名は任意(ここでは、”kbp_db”とした)。

オープンソースのシンプルなナレッジベースシステム「KBPublisher」

“kb\install_upgrade”フォルダにある”db_install_2.0.sql”を作成した”kbp_db”に対して実行する。

このSQLスクリプトは、KBPublisherに必要なテーブルやビューを作るためのもの。

オープンソースのシンプルなナレッジベースシステム「KBPublisher」

次に同じフォルダにある”db_upgrade_2.0_to_2.0.1.sql”を実行してアップグレードする。

セットアップするKBPublisherのバージョンが、2.0.1なので必要だと思われる。

“kb\admin”フォルダの”config.inc.php”ファイルを開いて以下の項目に設定値を入力する。

オープンソースのシンプルなナレッジベースシステム「KBPublisher」

設定値の内容は以下の通り。

設定名設定値
db_hostMySQLが動作しているサーバー名
db_base作成したKBPulisher用のデータベース名(ここでは、kbp_db)
db_user”kbp_db”データベースにアクセス(Read/Write)可能なユーザー名
db_passdb_userで指定したユーザーのパスワード

例として以下のようになる。

セキュリティ上rootユーザーを使うのは良くないが、今回は説明の簡略化のためrootユーザーを使用した。

設定が終了したら上書き保存する。

ブラウザを起動し、以下のURLを入力 http://サーバー名/kb ※サーバー名はローカルにインストールしたのであればlocalhostでOK。

KBPublisherのホーム画面が表示されればセットアップはひとまず終了。

[KBPublisherホーム画面]

オープンソースのシンプルなナレッジベースシステム「KBPublisher」

ちなみに、管理者モードでのログインは、以下のURLにアクセスする。

http://サーバー名/kb/admin

※サーバー名はローカルにインストールしたのであればlocalhostでOK。

ログインID:admin

パスワード:demo

KBPublisherのフォルダに”INSTALL”という拡張子なしのファイルがあって、そのファイルにセットアップ方法や管理者モードでのログインについて記述されている。

次の記事以降でKBPublisherの日本語化と日本語環境で使うためのカスタマイズなどについて説明する。