MySQLにSenna組み込まれているセットアッププログラムを使ってMySQL+Sennaをインストールする方法について説明する。
手順としては、Sennaの組み込まれていない通常のMySQLと変わりないので通常のMySQLをインストールする場合も手順通りに行えばよい。
以下にMySQL+Sennaのインストール手順を記述する。
Senna + MySQLのインストール手順
以下の直接ダウンロードのリンクをクリックしてMySQL+Sennaインストールプログラムをダウンロードする。
直接ダウンロードURL:https://osdn.net/projects/senna/downloads/21752/mysql-5.0.24a-senna-0.8.1-win32.zip/?use_mirror=jaist
セキュリティ保護のメッセージが表示された場合は、メッセージをクリックして[ファイルのダウンロード]をクリックする。
[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示されるので[保存]をクリックする。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されるので保存先を指定し、[保存]をクリックする。
ダウンロードが開始される。
ダウンロードした"mysql-5.0.24a-senna-0.8.1-win32.zip"を解凍する。
解凍して作成されたフォルダ"mysql-5.0.24a-senna-0.8.1-win32"を開いて"Setup.exe"をダブルクリックする。
以下のようなセキュリティ警告が表示された場合は、[実行]をクリックする。
セットアップウィザードが開始される。
[Setup Type]画面が表示されるので[Typical]をオンにして[Next]をクリックする。
セットアップ先フォルダの指定やセットアップオプションを指定したい場合は、[Custom]をクリックする。
[Ready to Install the Program]画面が表示されるので[Install]をクリックする。
セットアップが開始される。
[MySQL.com Sign-Up]画面が表示されるので[Skip Sign-Up]をオンにして[Next]をクリックする。
この画面でMySQL.comのアカウント(無料)を作成するか、既にアカウントを持っていてログオンするかは任意。
セットアップ作業自体に影響はない。
[Wizard Completed]画面が表示され、セットアップが終了する。
MySQL+Sennaのセットアップはこれで終了。
続いてMySQLの設定を行うので[Configure the MySQL Server with Senna now]のチェックをオンにしたまま[Finish]をクリックする。
MySQLの設定手順
[Welcome to the MySQL Server Instance Configuration Wizard 1.0.8]画面が表示されるので[Next]をクリックする。
[MySQL Server Instance Configuration]画面が表示されるので[Detailed Configuration]をオンにして[Next]をクリックする。
サーバータイプの選択画面が表示されるので[Developer Machine]をオンにして[Next]をクリックする。
サーバータイプについては、3つの選択肢があるが、用途によって任意のタイプを選択する。
開発用として使う場合は、[Developer Machine]、サーバマシンとして使う場合は、[Server Machine]、MySQLサーバ専用マシンとして使う場合は、[Dedicated MySQL Server Machine]を選択する。
本記事では、色々なオープンソースアプリケーションを試すことをふまえて[Developer Machine]を選択する。
データベースの利用法を選択する画面が表示されるので[Multifunctional Database]をオンにして[Next]をクリックする。
データベース用途について以下に説明する。
[Multifunctional Database]
InnoDBと MyISAMの両方のテーブルハンドラを有効にして、均等にサーバリソースを分割する。
両方のテーブルハンドラを定期的に使用する場合のオプション。
[Transactional Database Only]
InnoDBと MyISAMの両方のテーブルハンドラを有効にするが、ほどんどのサーバリソースをInnoDBで使用する。
InnoDBを使用しないユーザの為のオプション。
主にInnoDBを使用して、MyISAMの使用は最小量にする場合のオプション。
[Non-Transactional Database Only]
InnoDBのテーブルハンドラを無効にして、全てのサーバリソースをMyISAMで使用する。 InnoDBを使用しない場合のオプション。
[InnoDB Tablespace Setting]画面が表示されるので、このままの設定で良ければ[Next]をクリックする。
同時接続数の設定画面が表示されるので[Decision Support(DSS)/OLAP]をオンにして[Next]をクリックする。
[Decision Support (DSS)/OLAP]
平均20の接続、最大同時接続数100に設定。
[Online Transaction Processing (OLTP)]
最大同時接続数500に設定。
[Manual Setting]
任意の数値を設定する場合に選択する。
TCP/IPの有効無効、ポート番号を指定する画面が表示されるので、そのまま変更せずに[Next]をクリックする。
文字コードを指定する画面が表示されるので[Best Support For Multilingualism]をオンにして[Next]をクリックする。
オプション設定の画面が表示されるので[Include Bin Directory in Windows PATH]をオンにし、他の設定はそのままにして[次へ]をクリックする。
[Install As Windows Service]
MySQLをWindowsのサービスとして設定するオプション。
[Include Bin Directory in Windows PATH]
"C:¥Program Files¥MySQL¥MySQL Server 5.0¥bin"フォルダをWindowsのPATH環境変数に設定するオプション。
セキュリティオプションの設定画面が表示されるので、rootユーザーのパスワードを設定し、他のマシンからrootログインをする場合は、[Enable root access from remote machines]をオンにして[Next]をクリックする。
設定を有効にする画面が表示されるので[Execute]をクリックする。
各設定が実行される。
全ての項目にブルーのチェックマークがついていることを確認して[Finish]をクリックする。
"Apply security settings"にチェックマークがつかず、以下のようなエラーメッセージが表示された場合は、何度か[Retry]ボタンをクリックすると[OK]になる場合がある。
正しい方法かどうかは不明。
エラーメッセージ
[Connection Error] The security settings could not be applied to the database because the connection has failed with the following error.
以上でMySQL+Sennaのセットアップ作業は終了。
次にセットアップしたMySQLが正常に動作しているかどうか確認する手順を記述する。
MySQLの動作確認
[スタート]メニューをクリックし、[プログラム]をポイントし、[MySQL Server 5.0]をポイントし、[MySQL Command Line Client]をクリックする。
[MySQL Command Line Client]が起動し、"root"ユーザーのパスワードの入力を求められるので、設定したパスワードを入力し、[Enter]を押す。
正常に動作していれば、以下のメッセージが表示される。
以上で、MySQLの正常動作確認は終了。
これでようやくWIMP(Windows、IIS、MySQL、PHP)環境の構築が終了した。
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